「図面」で、その不動産の位置・形状・面積などを、
法務局で調べることができます。
【図面】
不動産登記の登記記録は、用途や面積などを文字と数字で表しているだけです。
だから、実際に、どこのどの位置に、どのような形で、その不動産が存在しているのか、までは、登記記録からはわかりづらいところがあります。
ですので、法務局では、その形状や位置関係、構造などを確認することのできる各不動産の図面も保管しています。
この図面には、「地図」、「地積測量図」、「建物図面・各階平面図」、という種類の図面があります。
【地図】
法務局でいう地図とは、各土地の区画(形状、境界、位置)を表したものです。
地図ですので、その地域に存在する複数の不動産が記載されています。
法務局の地図は不動産が地番で示されているため、一般の住宅地図と照らし合わせることによって、住居表示から不動産の地番を割り出すことができます。
ブルーマップは、基本的には住宅地図で、地番は大まかな位置しか示されていないため、この法務局の「地図」で調べた方が、土地の正確な位置を確認することができます。
【地積測量図】
地積測量図とは、土地の形状や面積を表している図面のことです。
一つの土地、もしくは近隣の土地について作成されています。
地積測量図は、その土地の形状や面積を測る必要が生じた場合にのみ提出されるものですので、過去にそのような必要性が生じていない土地については、作成されていない場合があります。
【建物図面・各階平面図】
建物図面とは、その建物の位置や形状を示したもので、各階平面図とは、その建物の各階ごとの形状や床面積などを示したものです。
建物図面と各階平面図は、セットで作成されます。